妊娠・出産

【切迫早産で休職】傷病手当金の受給条件や申請方法を体験談つきで解説!

1人目妊娠中の時、「切迫早産」と診断され、突然の休職…。

早産になったらどうしよう…という不安と共に頭をよぎったのはお金の心配でした。

そんなときに助けられたのが、「傷病手当金」という制度!働けない期間にも、一定の条件を満たせば手当金を受け取ることができ、経済的な不安がぐっと軽くなりました。

でも、実際に申請してみると「これって自宅安静でももらえるの?」「必要な書類や申請方法は?」「お金が振り込まれるのはいつ頃?」など分からないこともたくさん…。

本記事では、私が実際に切迫早産で休職し、傷病手当金を申請・受給した体験談を分かりやすくまとめました!

当時の私と同じように悩んでいる妊婦さんのヒントになれば嬉しいです!

傷病手当金ってどんな制度?

傷病手当金とは、病気やケガで仕事を連続して3日以上休んだ場合、4日目以降にもらえるお金のことです。

基本、病気やケガで働けなくなった時に申請しますが、妊娠中の体調不良で休んだ場合も医師の指示があれば、受給対象となります。

にこまま

自宅安静でもOK!医師の指示があれば支給されます💰

①対象者

健康保険の被保険者、つまり勤め先の健康保険に加入しているママがもらえます。正社員じゃなくても、健康保険に加入していていればアルバイトやパートでも受給可能です◎

逆に健康保険の加入者のみなので、フリーランスや自営業者が加入する国民健康保険に加入している場合はもらえません。

また、健康保険に加入していてもパパの扶養になっている場合も対象外になります。

②支給期間

連続して3日以上休んだ場合、4日目から数えて最長1年6ヶ月、手当金を受け取る事ができます。

休んだ日数が3日以内の場合は、傷病手当金の対象にはなりません。ちなみに、最初の3日間に有給を使うことも可能です。

切迫早産の場合は、安静解除または、出産までなので、長くても数ヶ月の支給になります。

③支給額

傷病手当金の支給額は、休業がはじまった日以前12ヶ月の給料をもとに計算します。

12ヶ月分の平均給与を30で割り、そのさらに2/3が1日あたりの支給額です。ざっくり給料の3分の2程度と覚えておきましょう!

にこまま

あとで私の例を出して計算していくね!

傷病手当金を受け取るための4つの条件

以下のすべてに当てはまると、傷病手当金の対象になります👇

  • 健康保険に加入している
    →自営業や専業主婦の方、扶養に入っている場合は対象外
  • 療養のため働けない状態
    →医師の診断書or母健連絡カードが必要
  • 連続して3日間以上休み、4日目以降も働けない
    →この3日間には、土日や祝日、有給も使用可能
  • 休んでいる間、給与の支払いがない(または一部だけ)
    →給与が傷病手当金より少なかった場合、その差額分だけ支給

申請方法は4ステップ

傷病手当金を申請するには、健康保険傷病手当金支給申請書という書類を提出する必要があります。この書類には、傷病手当金を受ける本人会社医師の3者の記入が必要です。

①健康保険傷病手当金支給申請書を用意

会社に医師の診断書を見せれば、申請用紙を用意してもらえるかと思いますが、自分でも「健康保険傷病手当金支給申請書」と検索すれば簡単にダウンロードする事ができます!

リンクを貼っておくので必要な方はここから印刷してください👇
【健康保険傷病手当金支給申請書 PDF】

にこまま

申請書は全部で4枚あるよ!

②会社に提出して事業者記入欄を書いてもらう

会社側が自分で用意してくれると思いますが、必要があれば申請書の1、2枚目(自分で記入する分)と4枚目(医者が記入する分)を書いて、3枚目を空欄の状態で送ってあげると親切です☺️

③医師に療養担当者記入欄を書いてもらう

産院にもよると思いますが、産院側も書き慣れているので、その日のうちに対応してくれる場合が多いと思います。

私の産院でも受診日に受付で渡して、帰りまでには書いてもらえました✏️

④申請書を加入の協会けんぽへ郵送する

自分で提出する事もできますが、勤め先の担当者さんに、傷病手当金支給申請書の1、2枚目(自分で記入する分)4枚目(医者が記入する分)を提出すれば、あとは会社の方で、必要書類をつけて加入の協会けんぽに提出してもらえると思います。

また、医者が記入する4枚目分が診断書の代わりになるので、傷病手当金支給申請書に、診断書は必要はありません

にこまま

私の職場は申請書の1、2、4枚目のみ送ってくれました!
分からないことは会社の担当の方に聞けば大丈夫◎

私の体験談レポ

最後に、私が1人目妊娠中に切迫早産になった時の話をしていきます。傷病手当金を受給するまでの具体的な経験談を紹介していきますので、是非参考にしてみてください!

療養期間

私の場合、療養期間は2023年1月26日~2月22日までの28日間!手当が出るのは4日以降なので、28日間−3日で25日分の手当金が支給されました。

にこまま

2月23日からは産休に入ったので仕事復帰はしませんでした!

支給額

私の職場は月給30万なので1日1万円。傷病手当の支給額はこの額を2/3にした額がが1日あたりの支給額になるので、私の場合は、

30万÷30日×2/3×(28日−3日)=166,666円

にこまま

実際に振り込まれていた額は166,063円でした💰

振込み時期

私の場合は2月末に申請して振り込まれたのは4月14日でした。申請から約1ヶ月半程で振り込まれました✨

まとめ

切迫早産で急に休職となり、体調面だけでなく経済面でも不安でしたが、傷病手当金という制度を知って、心に少し余裕が生まれました♡

安静を強いられる中、手続きできるか心配でしたが、実際に申請してみるとそこまで大変ではありませんでした。申請は2年以内に行えば良いので、無理せず自分の体と赤ちゃん優先でいきましょう!

今回の記事が、同じような状況にある方の参考になり、少しでも不安を和らげる助けになれば嬉しいです☺️