切迫早産で入院中に「妊娠糖尿病」と診断されてしまった私…。
好きなものを自由に食べられない生活、そして血糖の値が高くなる度に落ち込み、精神的に辛かったのを覚えています。
しかし、今振り返ると、病院で管理された食事を提供してもらえたことは、本当にありがたかったです。
この記事では、実際に入院中に出された食事内容や、妊娠糖尿病への対応として取り入れられた分割食の内容を、写真付きで詳しくご紹介します。
「妊娠糖尿病と診断されたけど、具体的に食べればいいの?」と不安に思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
妊娠糖尿病と診断されるまで
1人目の妊娠中は血糖について指摘を受けたことはありませんでした。
甘いものは好きでしたが、妊娠中は体重管理のために控えていたので、まさか自分が妊娠糖尿病になるなんて…とショックでした。
検尿で再検査に
入院中は週に一度、妊婦健診の一環として検尿がありました。その検査で、ある日突然「尿糖が出ていますね」と言われ、血糖値を詳しく調べることに。
実はその前日、たまたま家族が持ってきてくれた差し入れのお菓子を少しだけ食べてしまっていて…。
「きっとそのせいかな?」と、思っていました。

採血で診断が確定
お菓子を食べたことは正直に伝え、翌日には血糖値を調べるための採血が行われました。
しかし、やはり数値は基準値より高めで、正式に「妊娠糖尿病」と診断されてしまいました。
医師からは、「切迫早産の点滴にはブドウ糖が含まれているため、どうしても血糖値が上がりやすくなる」と説明がありました。

そう聞いて少しは安心しましたが、それでも当時は、「切迫早産のだけでも不安なのに、血糖値まで気にしないといけないの…?」と、かなりショックでした。
妊娠糖尿病の診断を受けてから
妊娠糖尿病と診断されたあとは、以下のような指導や処置を受けることになりました👇
- 食前・食後2時間後の血糖値測定(1日6回)
- 食前のインスリン注射
- 食事療法(糖尿病食や分割食)
- 管理栄養士さんによる栄養指導
この記事では、この中でも入院中の食事療法(糖尿病食・分割食)について、実際の内容を写真付きでご紹介しています。
※血糖値の推移やインスリンの量については、別の記事で改めて詳しくまとめる予定です!
入院中の食事内容
妊娠糖尿病と診断されてからは、それまでの食事が「糖尿病食」に切り替わりました。
食札には「妊娠糖尿病食 25単位」と書かれていて、1単位=80kcalなので、25単位=約2000kcal。
妊娠中ということもあり、カロリーはしっかり確保されていて、ご飯は1食あたり200gでした🍚
糖質や脂質のバランスがきちんと考えられている内容とのことでしたが、実際にはそれまでの食事内容と大きな変化はありませんでした。
*たとえば、ある日の昼食はこんな感じでした👇

- ごはん(200g)
- 白身魚の塩焼き
- 大根のそぼろあんかけ
- ほうれん草のおひたし
- わかめとかまぼこ入りうどん
- チーズ2つ
- バナナ1/2
ぱっと見は「地味かな…?」と感じる日もありましたが、品数が多く、見た目以上に満足感がありました。
食事の一例(写真あり)
病院で提供されていた具体的な食事内容についてです。調理法は、焼く・煮る・蒸すなどが中心で、糖質・たんぱく質・野菜・果物などがバランスよく組み合わされていました✨
朝食☀️
午前中に必要なエネルギーを確保するため、炭水化物はしっかりめ🍚油っこいものは基本なく、消化にやさしいものが中心。



昼食🍽️
たんぱく質・野菜がしっかり入る栄養バランスを意識したメインの食事。3食の中で最もボリュームがあり、満足感があるメニュー。



夕食🌙
夜間の血糖上昇を抑えるため、脂質が控えめでおかずは比較的軽め。味付けも昼食に比べてあっさり系が多い。



揚げ物が出た時はテンション上がりました😆
分割食ってどんなもの?
妊娠糖尿病の食事療法の一環として「分割食」も取り入れました。これは、1日3回の食事に、間食を3回プラスして、1日の食事を6回に分けて摂る方法です。
分割食が始まったきっかけ
私の場合、「血糖値が高い」ことよりも、血糖値の振れ幅が大きいことが問題とされました。
食後2時間の血糖値は基準値を超えていたのに、次の食前の血糖値が70台(低血糖ぎりぎり)にまで下がっていることが何度かあり、インスリンをパスする日もありました。
血糖値の振れ幅が大きいと、母体にも赤ちゃんにも負担になるということで、血糖値の波を穏やかにするために導入されたのが「分割食」でした。
分割食の内容

間食で出されたのは、小さめのおにぎりやパン、ヨーグルト、チーズやビスケットなどでした☝️
入院中の食事スケジュール
個人的には食事を分割して食べる方が合っていました。入院中は食べることくらいしか楽しみがなかったので、おやつ感覚で食べれて、良い気分転換になりました✨
7:00 起床
7:30 朝食(食前に血糖測定)
9:30 血糖測定
10:00 間食
12:30 昼食(食前に血糖測定)
14:30 血糖測定
15:00 間食
18:00 夕食(食前に血糖測定)
20:00 血糖測定
20:30 間食
21:00 就寝
まとめ
切迫早産に加え、妊娠糖尿病と診断されたときは、正直ショックでしたが、病院での食事療法と分割食のおかげで、最終的には血糖値も安定し、落ち着いて過ごすことができました。
もし自宅にいたら、ここまで品数のそろった食事を毎回準備するのは難しかったと思いますし、お菓子や甘い飲み物など、つい手が伸びてしまう誘惑もあったはずです。
それを考えると、入院中にしっかりと管理された食事を提供してもらえたことは、本当にありがたかったなと、今では感じています。
当時は、制限の多い入院生活に落ち込むこともありましたが、同じように切迫早産や妊娠糖尿病で入院されていたママさんや、助産師さんの存在と言葉に支えられ、前向きに取り組むことができました。
この記事が、妊娠糖尿病の食事に不安を感じている方のヒントになればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨