切迫早産で入院された方なら、誰もが経験するであろうつらい点滴生活。
私の場合、入院当初は張り止めのお薬を処方されていましたが、2日後に出血と規則的なお腹の張りがあり、点滴治療が始まりました…。
一度点滴になると、長引くケースが多く、私の場合は約1ヶ月間、点滴生活が続きました。
その間、24時間点滴に繋がれるストレスや副作用、そして針の差し替えがとにかくしんどかったです。
この記事では、
- 点滴による副作用の実際
- 子宮頸管と点滴量の推移
- 針の差し替えの頻度と、私なりの乗り切り方
を、体験談を交えながら分かりやすくお伝えします!
今まさに点滴生活を頑張っているあなたの、少しでもお役に立てれば嬉しいです✨
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
点滴の副作用ってどんなもの?

点滴治療でよく使われるのが、リトドリン(ウテメリン)という張り止めのお薬です。
私もこのリトドリンを使っていたのですが、点滴が始まったその日から、副作用をしっかり感じました。
主治医からは、あらかじめ「動悸やほてり、手の震えなどの副作用が出ることがある」と説明を受けていて、「投与を始めた日が一番つらくて、数日で少しずつ慣れてくるよ」と言われました。
私が特にしんどかったのは、心臓のドキドキと手の震えです。
夜、横になると心臓の音がやけに大きく聞こえて、点滴初日はなかなか寝つけませんでした。
手の震えは、普段の生活に、そこまで支障はなかったのですが、入院中に書類を書こうとすると手がプルプルしてしまって、文字を書くのに3~4日は苦労しました。
看護師さんによると、人によっては息苦しさや頭痛、吐き気などが出ることもあるそうです。私は比較的軽く済んだ方だったようですが、それでも副作用はやっぱりつらかったです。
子宮頸管と点滴量の推移
私が入院した時の子宮頸管の長さは2.0cmで、内服薬からのスタートでした。
そして、子宮頸管の長さやお腹の張りの状態によって点滴となり、点滴量も上がっていきました。下記、私の点滴量と子宮頸管の長さをまとめた表です。
週数 | 子宮頸管長 | 点滴量 | 備考 |
---|---|---|---|
31週 | 2.0cm | 点滴なし(内服のみ) | 入院開始 内服薬で様子見 |
32週 | 2.0cm | 15ml/h | お腹の張り・出血あり 点滴開始 |
33週 | 1.8cm | 18ml/h | 子宮頸管短縮 点滴量を増量 |
34週 | 1.6cm | 18ml/h | 子宮頸管短縮 点滴量を維持 |
35週 | 2.0cm | 18ml/h | 子宮口2cm開大 |
36週2日 | 1.4cm | 点滴終了 | 臨月に入り点滴OFF |
針の差し替えは痛い!?頻度はどのくらい?
入院生活で私が1番つらかったのが、針の差し替え。これが本当に苦手で、差し替えのたびに「またか…」と気が重くなっていました。
腕の太目の血管に針を刺すのですが、入院が長くなってくると、だんだん刺せる場所が少なくなってきて、皮膚が薄い手首や肘の内側あたりに刺されることもあり、このあたりは動かしにくく、刺すときも痛みが強かったです。
そして、刺すのも結構痛いのですが、時間が経つと、血管から点滴が漏れて腫れたり、赤くなったりするんですよね😢

私がお世話になっていた病院では、3日に1回のペースで差し替えをしていましたが、持たない時は半日で差し替えしてもらう事もありました。
点滴に慣れない間は、チューブを自分で踏んでしまったり、寝返りを打つのにも気をつかって、体が自由に動かせないこと自体がストレスになっていました。

私が見つけた「点滴生活攻略法」6選
ここからは、私が1ヶ月の点滴生活を乗り越えて自分なりに編み出した点滴攻略法を紹介します!
①差し替えとシャワーのタイミングを合わせる

シャワーを浴びたあとは体が温まり、血管が拡張して刺しやすくなります!実際に看護師さんも「シャワーの後は血管が見えやすいわぁ」と言っていました!
安静度や病院の方針で、点滴の差し替えとシャワーのタイミングを合わせるのが難しい場合もあると思いますが、シャワー後は、血管も広がり、血の巡りも良くなっているので、一発でスムーズに刺してもらえることが多かったです◎
②点滴を刺すときはリラックスできる姿勢で
点滴を刺すときに大事なのは、できるだけリラックスした状態で臨むこと。体がゆるむと筋肉や血管もやわらかくなり、針が入りやすくなります。
私は看護師さんが準備をしている間に、自分でベッドの背もたれを平らにして、腕の力が抜けるようにしていました。
起き上がったままだと無意識に力が入ってしまうので、自分にとってリラックスできる姿勢を見つけることが大切です。
針を刺す瞬間は深呼吸も忘れずに💉
③点滴をしている腕はなるべく動かさない
点滴の針はプラスチック製の細いチューブでできています。
「点滴の針は柔らかいから動かしても大丈夫だよ」と看護師さんに言われませんでしたか?
私も最初は気にせず動かしていましたが、すると、点滴を刺したところが腫れて、すぐに差し替えになってしまうことも…。
何度も差し替えしていると、太い血管がなくなってきて失敗率も高くなります💦
点滴している腕をずっと動かさないわけにはいきませんが、なるべく使わないように…。特に差し替えた直後10~20分ほどは、じっと安静にしておくのもポイントです◎
これらを意識することで、その後の痛みや腫れがグッと減りました。

個人的には点滴箇所を肘より下に下げないようにすると痛みを感じにくかったです!
④1度使った血管は一週間は休ませる
私が入院していたのは4月から5月にかけてだったので、ちょうど新人ナースさんが入ってくる時期でした。
長く入院していると、点滴の差し替えで何度も針を刺すことになります。だんだん刺せる場所が限られてくるのですが、新人ナースさんからしたら太い血管に刺したいところ…。
私は、点滴を左右交互にしてもらっていたので、少なくとも3日は血管をお休みさせていましたが、やはり同じ血管は弱くなっていて、すぐに差し替えとなりました😅
一度針を刺した血管は炎症を起こしていたり、ダメージが残っていることがあるので、「そこまだ痛くて、できれば別のところでお願いできますか?」とやんわりお願いしましょう。
毎日続く点滴なので、主張することも大切です。
傷ついた血管を回復させるためにご飯はしっかり食べるのも大事🍙
⑤皮膚の薄い所はなるべく避けてもらう
点滴を続けていると、どうしても刺せる血管が限られてきて、手首や肘の内側など、皮膚が薄い場所に針を刺されることがあります。
でもこのあたりって、動かしにくいうえに、刺すときも痛い、そして漏れやすいんですよね😭
もう血管が残ってない時は仕方ないですが、「腕の外側(皮膚が比較的厚い)ところって難しいですかね?…」と聞いたりしていました。
相談するだけでも別の場所を探してもらえることが多かったで、伝えるだけ伝えてみるのはアリだと思います◎

時には手の甲に打たれることも…
⑥細い針を希望する
これは点滴生活も終盤に差しかかった頃に知ったのですが、新人さんが差し替えを担当してくれて、
「あれ?いつもより痛くない⁉︎(新人さんだから内心ドキドキしてた笑)」とびっくり。
よく見ると、点滴の色がいつもと違っていたので、聞いてみると、「細い血管しか残っていなかったので、細い針を使いました」とのこと。
それでいつもより痛くなかったんだ…!と納得。ちなみに、細い針でも効果には全く問題ないそうです。(最初からそうしてほしかった…笑)
もちろん病院の方針によっては難しいかもしれませんが、痛みが気になる方は「細い針があればお願いしたいんですけど…」と相談してみるのも一つの手かもしれません◎

まとめ
切迫早産での入院生活、特に点滴治療は本当にしんどいですよね。副作用や差し替えの痛み、24時間つながれたままのストレス…。私もたくさん悩みながら過ごしました。
それでも、「この点滴で赤ちゃんを守っているんだ」と思うと、不思議と頑張る力が湧いてきました。ママの体は大変だけれど、赤ちゃんの命を守る大切な時間なんですよね。
今まさに点滴生活と向き合っている方へ。この記事が少しでも、不安やつらさに寄り添える存在になれたら嬉しいです。

ちなみに、点滴切ったらどうなったかについても記事を書いたので、是非こちらもチェックしてみてください👇

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